-アンタッチャブル

2009年7月アーカイブ

アンタッチャブルは、ボケ山崎とツッコミ柴田のお笑いコンビです。所属事務所はプロダクション人力舎。同事務所には、アンジャッシュ・ドランクドラゴン・北陽などがいますが、現在、彼らが一番の稼ぎ頭です。

2人は、プロダクション人力舎が運営するタレント養成所で出会い、1994年にコンビを結成しました。フジテレビの人気番組「ボキャブラ天国」や、NHKの「爆笑オンエアバトル」に出演してから注目を集めるようになり、2004年の「M-1グランプリ」では見事優勝に輝きました。

アンタッチャブルの漫才は、山崎のボケにキレかかった柴田の速いツッコミが面白く、柴田がいつも大きな声で怒鳴りながら突っ込んでいるため、「ぶち切れ漫才」とも言われています。柴田がキレているのにも関らず、山崎がマイペースに笑顔でボケ続けるのも面白さの1つで、漫才中に思わず柴田が笑ってしまうことがしょっちゅうあります。

また、山崎がネタ中によく言う「あざーっす!」という言葉は、若者の間でよく使われています。これは「ありがとうございます」という意味です。ネタを作る際は、柴田がツッコミを考え、その後、山崎がボケを加えていくという方法で、2人とも覚えることが嫌いなのでセリフは決めず、キーワードだけを決めて、あとはほとんどアドリブでやるそうです。そのため、同じテーマでも全く同じ漫才はないそうです。

アンタッチャブルは、2003年のM-1グランプリで敗者復活枠から勝ち上がり、決勝に進出しました。結果は3位に終わりましたが、審査員からはパワフルな漫才が高く評価され、「来年の優勝候補」とも言われました。

そして翌年、見事優勝を手に入れます。彼らにとってこの年はコンビ結成10年目で、M-1ラストチャンスでもありました。「優勝候補」というプレッシャーの中、圧倒的な面白さを見せつけ、準決勝では7人の全審査員が95点以上、総合得点673点という高得点を出します。この記録は2008年現在でもトップで、M-1史上最高得点です。

決勝では7人中6人の審査員から投票され、この記録も現在トップです。また、アンタッチャブルの優勝は、関東勢の芸人達に「関西の芸人でなくてもここまで笑いが取れる」という力強いメッセージにもなりました。

所属事務所のプロダクション人力舎は、初めから期待はしていませんでしたが、いざ決勝進出が決まると急に期待をし始め、アンタッチャブルの優勝賞金を当てに、事務所の改装工事を始めたそうです。そのため、優勝後のインタビューで「決勝のネタ合わせは公園でやった」と話していました。結局、賞金は事務所に400万円取られ、残りの600万円を2人で分けたそうです。しかし、山崎には過去に借金があったため、くりぃむしちゅーの有田に300枚の領収書(1枚1万円)の束を渡されたそうです。

 

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山崎弘也

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アンタッチャブルのボケを担当する山崎は、1976年埼玉県出身です。漫才中のキャラと同じく、とにかくハイテンションな性格の持ち主です。相方柴田は、「元気をもらえるときもあるが、とにかくウザイ」と言っています。しかし、これが唯一彼の長所であり、あとはアゴが割れている・適当・ノープラン・根性がない・臆病など、短所ばかりです。

テレビ朝日の人気番組「黄金伝説」では、その根性の無さを披露しており、「巨大なマグロ1匹を食べつくす」や「にんにくだけで10日間生活」などの企画で、何度も柴田に甘え、助けてもらっていました。

バラエティ番組では茶々を入れるのがお決まりで、誰かが話しているときは必ず相槌を入れ、所々でぼそぼそっと喋り、その茶々がほとんど適当なため、誰かから突っ込まれることもしょっちゅうです。後輩芸人からは絶対に誘われたくない先輩№1としても有名で、「今日は仕事があるので、無理です」と断っても「大丈夫大丈夫、来ちゃいなよ」「それで?」「からの?」「だけど?」と言って、いつまでたっても断れず、電話も切れないそうです。面倒臭い山崎ですが、テレビでもプライベートでも全く裏表がないというのが、彼の1番の長所なのかもしれません。

 

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柴田英嗣

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アンタッチャブルのツッコミを担当する柴田は、1975年静岡県出身です。メガネがトレードマークですが、2006年にレーシック手術を受けてから視力は1.5になり、それ以降はレンズの入っていない伊達めがねをかけています。

怒鳴り声のキレツッコミが高い評価を受けている彼ですが、プライベートでもキレやすく、テレビでもよく「態度が悪いタクシーの運転手や居酒屋の店員などにキレた」などと語っています。チキンな山崎と正反対で「恐いもの知らず」です。山崎は、居酒屋などで柴田がキレたとき、「頼むから早く終わってくれよ~」と身を小さくして念じているそうです。

運動神経がよく、15段の跳び箱を一回で飛んだり、鬼ごっこでマラソンの松野明美に勝ったりと、様々な番組でその運動神経の良さを披露しています。過去に、県のサッカー選抜に選ばれ、プロサッカークラブからスカウトされたこともあるそうです。

山崎が「チキン芸人№1」に選ばれたテレビ朝日の「Qさま!」では、10mの高飛び込みをためらうことなく2秒飛び込み、男らしい一面を披露しました。頭も良く、番組の企画で漢字検定2級に合格しました。しかし、意外にも体が弱く、病気になりやすいのが弱点で、2007年には急性肝炎で緊急入院しました。柴田は現在、2人の子どもを持つ父親でもあります。

 

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お笑いコンビアンタッチャブル(2009年7月 6日)
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山崎弘也(2009年7月 6日)
柴田英嗣(2009年7月 6日)
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